同窓会の終わりに近づき、閉会の挨拶を任された場合、どのようにまとめるべきでしょうか?終わり良ければ全て良しということで、しっかりとした締めが求められます。
一本締めを行うべきか、また次回のイベントや二次会の案内はどのタイミングで行うかなど、疑問は尽きないものです。
以下、同窓会の閉会時における挨拶の例文と、一本締めの是非、二次会の案内タイミングについて解説します。
同窓会の閉会挨拶の進め方
閉会の挨拶では、一日の感謝を述べつつ、参加者全員に良い印象を残すことが重要です。
閉会挨拶の内容と重要ポイント
同窓会が無事に終えられたことに対する感謝、幹事としての苦労話、参加者一人一人への感謝の言葉を述べることが一般的です。
また、特に尊敬する先生や特別ゲストがいた場合は、その人々に対する特別な感謝の言葉を加えると良いでしょう。
閉会挨拶においては、以下の要点をおさえましょう
1. 参加してくれた全員への感謝
2. 幹事や協力者への特別な感謝
3. 今後の同窓会やイベントへの言及
4. 全員が一体となる一本締め(場の雰囲気による)
一本締めの実施は?
一本締めは、参加者全員が一体感を感じられる良い方法ですが、必須ではありません。集まりの性質や参加者の気持ちを読んで判断しましょう。軽快に終わらせたい場合や、フォーマルな雰囲気では不要かもしれません。
一本締めの実施方法
一本締めを行う場合の具体的な手順は以下の通りです。
「皆さん、ご協力をお願いします。」
「では、一本締め、行きます!」
※全員で一斉に手を叩きます。
パパパン、パパパン、パパパン、パン!
これで同窓会の終わりを締めくくり、皆が心地よい気持ちで帰路につけるでしょう。
二次会の案内タイミング
二次会の存在がある場合、その案内は閉会挨拶の最後か、挨拶の直前に行うのが自然です。参加意向を確認しやすく、移動の計画も立てやすくなります。
同窓会閉会の挨拶例文
ここでいくつかの状況に応じた閉会挨拶の例文を紹介します。
【例文1】
「皆様、長い間お付き合いいただき、ありがとうございました。本日は〇〇期卒業生として、久しぶりに再会できたことを心から嬉しく思います。特に、遠方から駆けつけてくださった方々、そして今日のために多大なる努力をしてくれた幹事の皆さんには、改めて感謝申し上げます。これからも〇〇中学校の絆を大切に、またこうして集まれることを楽しみにしています。では、〇〇中学校卒業生の皆さんの健康と今後のご活躍を祈りまして、乾杯!」
このように、同窓会の閉会挨拶は、参加者全員が心地よく家路につくための大切な一助となります。挨拶を通じて、感謝の気持ちを表現し、次回の再会を心待ちにする雰囲気を醸し出しましょう。
最後に、挨拶の結びとして二次会への案内や注意事項を加えることで、スムーズな移行を促すことができます。二次会に参加される方は、会場の変更や時間に注意して、引き続き安全に楽しんでいただきたいと思います。
【例文2】
「本日の同窓会にご参加いただき、誠にありがとうございました。ここでの時間が皆様にとって楽しいひと時となったことを願っております。さて、閉会にあたり、引き続き二次会のご案内をさせていただきます。二次会は、ここから徒歩五分の場所にある『〇〇居酒屋』で、30分後から開始予定です。まだまだ話足りない方、楽しい時間を続けたい方はぜひご参加ください。それでは、本日の同窓会の締めとして、一本締めを行いたいと思います。皆様、ご一緒にどうぞ!」
このように、閉会の挨拶では、最後まで気持ちを引き締めつつ、次へのつなぎを意識することがポイントです。明確に次のステップを示すことで、参加者に安心感を提供し、同窓会全体の印象を向上させることができます。
【例文3】
みなさん、あっという間に楽しい時間が過ぎ去ってしまいましたね。本日は遠方はもちろん、近場からも多くの方々が駆けつけてくださり、心から感謝申し上げます。特にお忙しい中、時間を割いて参加してくださった先生方、本当にありがとうございました。
幹事の皆さん、今日のこの素晴らしい同窓会を実現してくれてありがとうございます。会場のみなさん、もう一度、幹事の方々に大きな拍手をお願いします。
パチパチパチパチ(拍手)
次に同窓会を開催する予定はまだ立っていませんが、またこの地で皆さんと会える日を楽しみにしています。
ありがとうございます。それでは、時間が来ましたので、この場をもって閉会とさせていただきます。
最後に、皆さまの今後のご活躍と健康を心よりお祈り申し上げます。お帰りの際はお忘れ物のないよう、ご注意ください。
それでは、皆さま、本日はお疲れさまでした!
【例文4】
皆様、本日は遠方からも多くの方々が集まっていただき、誠にありがとうございました。特に先生方にはお忙しい中、時間を割いてご参加いただき、心から感謝申し上げます。
この同窓会が皆様にとって、懐かしい顔と再会し、新しい思い出を作る貴重な時間となったことを願っています。
幹事の方々、この素晴らしい日の準備と運営に尽力してくださったこと、心より感謝します。皆さん、幹事の方々に大きな拍手をお願いします。
【拍手】
次にお会いする日まで、皆様の健康と更なるご活躍を心から願っております。安全にご帰宅ください。そして、次回の同窓会でまたお会いしましょう。
最後に、全員で心を一つにして、締めの一本締めを行いましょう。ご準備はよろしいですか?
【幹事が指示】「では、お手を拝借!」
【一同】「イヨーォ!」
【幹事】「パパパン、パパパン、パパパン、パン!」
皆様、本日はありがとうございました。これにて閉会とさせていただきます。お疲れ様でした!
まとめ
同窓会の閉会の挨拶は、その日の感謝を伝え、未来の再会へと繋げる重要な役割を担います。挨拶一つ一つに心を込めて、参加者全員が心温まる時間を過ごすことができるよう努めましょう。そして、どんなに楽しい時間でも、締めの言葉は簡潔に心を込めて。楽しい同窓会が、素敵な締めくくりとなるように、挨拶には特に気を配りましょう。