新居祝いの贈り物：熨斗袋の記入ガイド

家の購入は、人生での大きなイベントの一つで、親しい人が新居を手に入れた際には、それに相応しい祝福を送りたくなりますね。

新居祝いには熨斗袋を用いることが一般的ですが、どのように記入すれば良いのでしょうか？

ここでは、新居祝いに使う熨斗袋の正しい記入方法、特に表書きと名前の部分に焦点を当てて説明します。

新居祝い用熨斗袋の表書き

熨斗袋の表書きとは、袋の表面の上部に記入する文字で、祝いの目的を示します。新居の場合、以下のような表書きが適切です。

マンションを購入した場合も「新築祝い」として扱い、表書きは上記のいずれかを使用します。中古住宅を購入した場合は「引越し祝い」となることが多いですが、どちらにしても祝福の意味は同じです。

◆水引はどう結ぶ？
新居を祝う場合は、繰り返し祝える喜びのため、蝶結び（花結び）の水引が一般的です。ただし、地域によって異なる習慣があるため、地元の慣習に従うことが推奨されます。

熨斗袋に名前を記入する方法についても解説します。

個人で贈る場合は、自分のフルネームを水引の下に中央に記入します。

夫婦で贈る場合は、世帯主の名前を中央に、そして配偶者の名前を隣に同じ高さで記入します。

三人でのし袋を贈る際は、従来は最も年長者を中心に、残りの二人を左右に配置する方法が一般的でした。しかし、最近では名前が中央に集まるよう配置することで、全体のバランスを取るスタイルが好まれています。同じ立場の人々であれば、名前を五十音順に並べるのが望ましいでしょう。

四人以上で贈る場合、のし袋の表面に全員の名前を書くのは適切ではありません。一般的には代表者の名前を中央に記し、左下に小さく「外一同」と添えます。他の参加者の名前は、奉書紙に記載して熨斗袋に同封することが一般的です。

新居のお祝い金額をのし袋に記入する際は、中袋に専用の記入欄がある場合はそこに金額を記します。記入欄がない場合は、中袋の表に金額を書き、裏面には贈る人の住所と名前を記入するのが一般的です。

金額の記載は以下の難しい漢字を使用して行います。

新居祝いののし袋についての表書き、名前の記入、および金額の記入方法を解説しました。筆記具には毛筆や筆ペンを使用し、墨は濃いものを選ぶことが推奨されます。また、祝儀としては新札を用意することが望ましいです。